車両管理アプリを自作する方法|社用車の台帳・車検・点検・運転日報をひとつにする

車両の台帳に車検満了日と次の点検日を持たせ、運転日報は 1 運行 1 行で残す。期限が近い車と、誰がいつどの車に乗ったかを一つのアプリで追えます。

エクセル管理で起きがちなこと

  • 車検の満了日を台帳に書いてはいるものの誰も見ておらず、期限ぎりぎりで気づく。
  • 運転日報が紙で、月の走行距離を出すたびに束をめくって電卓をたたく。
  • 任意保険やリースの満了日が別々のファイルにあり、車ごとの期限を一度に見られない。
  • 前の人の帰着時のメーターと次の人の出発時のメーターが合わず、どこで抜けたのかわからない。
  • 修理や整備の記録が担当者のメールに埋もれ、車を入れ替えるときの判断材料にならない。

車両管理アプリに必要な項目

表(データの置き場所)ごとに、最低限そろえたい項目です。エクセルの 1 シートが 1 つの表にあたります。

車両

社用車 1 台につき 1 行。期限はこの表に持ち、期限の近い車の一覧に使います。

項目 種類 メモ
管理番号 テキスト 重複不可。例「社-03」
登録番号 テキスト ナンバー
車名 テキスト
使用部署 選択肢
所有形態 選択肢 自社所有・リース
車検満了日 日付 車検証の値を入れる
任意保険の満了日 日付
リース満了日 日付 自社所有なら空欄

点検・整備

点検・車検・修理のたびに 1 行足します。次回予定日を入れておくと期限の一覧に出ます。

項目 種類 メモ
車両 車両への参照
実施日 日付
種類 選択肢 法定点検・車検・オイル交換・タイヤ交換・修理
走行距離 数値 実施時のメーター(km)
費用 数値
依頼先 テキスト 例「サンプル自動車」
次回予定日 日付

運転日報

1 回の運行につき 1 行。走行距離はメーターの差から出します。

項目 種類 メモ
日付 日付
車両 車両への参照
運転者 テキスト
出発時メーター 数値 km
帰着時メーター 数値 km
走行距離 数値(自動) 帰着時 − 出発時
行き先・用件 テキスト
給油量 数値 L。給油しなければ空欄

画面の構成

車両管理アプリの車両台帳の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

車両台帳

管理番号・ナンバー・車名・使用部署・車検満了日を一覧にします。部署と所有形態で絞り込めます。

車両管理アプリの期限の近い車の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

期限の近い車

車検・任意保険・リースの満了日と、点検の次回予定日のうち、60 日以内のものを近い順に並べます。

車両管理アプリの運転日報の入力の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

運転日報の入力

車両を選ぶと、前回の帰着時メーターが出発時メーターに入った状態で開く入力フォーム。

車両管理アプリの車両の詳細と履歴の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

車両の詳細と履歴

1 台の期限と今月の走行距離の横に、点検・整備の履歴と最近の運転日報を並べます。

AIへの頼み方(そのまま使える指示文)

HARVASK のミニアプリで AI にこの文章を渡すと、上の項目と画面を持ったアプリを作ります。自社にない項目は消し、足りない項目は書き足してから渡してください。

指示文
車両管理アプリを作ってください。

【データ】
- 車両:管理番号(重複不可)、登録番号、車名、使用部署、所有形態(自社所有/リース)、車検満了日、任意保険の満了日、リース満了日
- 点検・整備:車両、実施日、種類(法定点検/車検/オイル交換/タイヤ交換/修理)、走行距離、費用、依頼先、次回予定日
- 運転日報:日付、車両、運転者、出発時メーター、帰着時メーター、走行距離、行き先・用件、給油量

【ルール】
- 走行距離は帰着時メーター − 出発時メーターで計算してください。
- 運転日報を入れるとき、その車の前回の帰着時メーターを出発時メーターの初期値にします。違う値を入れたら目立たせてください。
- 車検・任意保険・リースの満了日と点検の次回予定日のうち、今日から 60 日以内のものを「期限が近い」とします。

【画面】
1. 車両台帳(部署・所有形態で絞り込み)
2. 期限の近い車(期限の種類と残り日数、近い順)
3. 運転日報の入力フォーム
4. 車両の詳細と履歴(点検・整備の履歴、最近の運転日報、月の走行距離)

エクセルから移す手順

  1. 1 車検証を見ながら、エクセルの台帳を管理番号・登録番号・車名・使用部署・所有形態・各満了日の列に整え、CSV にします。
  2. 2 点検・整備の記録は、直近 1 年分と次回予定が決まっているものだけを CSV にします。
  3. 3 上の指示文でアプリを作り、AI に「車両の CSV を取り込んで」「点検・整備の記録をこの CSV から取り込んで」と順に頼みます。
  4. 4 切り替える日の朝に各車のメーターを読み、運転日報の最初の 1 行として入れます。これが走行距離の起点になります。
  5. 5 1 か月は紙の日報と並行し、車ごとの月の走行距離が合うことを確かめてから紙をやめます。

使いながら頼める改良

アプリは作ったあとも、AI に話しかけて直せます。たとえば次のような頼み方です。

  • 「車両の予約(誰が・いつからいつまで使うか)を登録して、時間の重なりを確かめられるようにして」
  • 「給油量と走行距離から、車ごとの燃費を月ごとに出して」
  • 「運転前後の酒気帯び確認の結果と確認した人を、運転日報に記録する欄を追加して」
  • 「部署ごと・月ごとの走行距離と整備費用の集計表を追加して」
  • 「事故・修理の記録の表を追加して、車両と運転者から引けるようにして」

HARVASK で作る流れ

  1. 1. 頼む

    プロジェクトのミニアプリを開き、上の指示文を AI に渡します。

  2. 2. AI が作る

    AI がデータの表と画面を作り、その場で動くアプリとして表示します。

  3. 3. チームで使う

    プロジェクトのメンバーが同じアプリとデータを使えます。直したい所は AI に頼みます。

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。

よくある質問

プログラミングの知識がなくても作れますか?

作れます。日本語で AI に頼むだけで、データの表と画面を AI が作ります。直したい所も話しかけて直せます。

車検や点検の期限にはどうやって気づけますか?

「期限の近い車」の画面に、60 日以内に来る期限を近い順に並べます。日数の目安は指示文で変えられます。この画面を見る人と曜日を決めておくと、見落としが減ります。

走行距離は手で計算しますか?

しません。帰着時と出発時のメーターの差から自動で出します。前回の帰着時と今回の出発時のメーターが違うときは目立たせるので、日報の書き漏れにも気づけます。

誰が使えますか?

アプリを作ったプロジェクトの管理者とメンバーが、同じアプリとデータを使えます。ゲストは使えません。運転日報を入れる人も、メンバーに入れておきます。

どのプランで使えますか?

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。