備品管理アプリを自作する方法|エクセルの備品台帳と貸し出し表をAIでアプリにする

備品は管理番号で 1 台ずつ持ち、貸し出しと返却、修理・廃棄を記録として残す。いま誰が何を持っているか、入れ替えの近い備品はどれかがすぐわかる台帳にします。

エクセル管理で起きがちなこと

  • プロジェクターや検査用の機材が、いま誰の手元にあるのかわからない。
  • 貸し出し表に名前は書くが返却の欄が空いたままで、返したのかどうか確かめられない。
  • ノートパソコンの購入日や型番が台帳に無く、入れ替えの時期を決められない。
  • 棚卸しをすると、台帳に無い備品や、台帳にあるのに見つからない備品が出てくる。
  • 異動や退職のときに、その人に渡していた備品の回収が漏れる。

備品管理アプリに必要な項目

表(データの置き場所)ごとに、最低限そろえたい項目です。エクセルの 1 シートが 1 つの表にあたります。

備品

1 台・1 点ごとに 1 行。本体に貼る管理番号と台帳の番号を一致させます。

項目 種類 メモ
管理番号 テキスト 重複不可。本体に貼るシールの番号(例 PC-0123)
品名 テキスト
分類 選択肢 パソコン・周辺機器・映像機器・工具・家具 など
メーカー・型番 テキスト 同じ品名の見分けに使う
購入日 日付
購入金額 数値
入れ替えの目安 数値 年数。社内で決めた目安(例 パソコン 5 年)
置き場所 テキスト 返却時に戻す場所
状態 選択肢 使える・修理中・廃棄済み・紛失

貸し出しの記録

貸すたびに 1 行足し、返ってきたら返却日を入れます。返却日が空いている行が「貸し出し中」です。

項目 種類 メモ
備品 備品への参照
使う人 テキスト 常時割り当て(社員用パソコンなど)もここに記録
貸出日 日付
返却予定日 日付 常時割り当ては空欄
返却日 日付
用途 テキスト 客先での説明会、出張 など

修理・廃棄の記録

修理に出した・廃棄した・なくしたなど、備品の状態が変わった出来事を残します。

項目 種類 メモ
日付 日付
備品 備品への参照
区分 選択肢 修理・廃棄・紛失・修理から戻った
内容 テキスト 症状、廃棄の方法 など
費用 数値 修理代など
記録した人 テキスト

画面の構成

備品管理アプリの備品一覧の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

備品一覧

管理番号・品名・置き場所と、いま使っている人を並べます。購入から入れ替えの目安年数を過ぎた備品には印を付けます。

備品管理アプリの貸し出しの登録の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

貸し出しの登録

管理番号を入れて備品を選び、使う人と返却予定日を入れるだけのフォーム。貸し出し中の備品は選べないようにします。

備品管理アプリの貸し出し中の一覧の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

貸し出し中の一覧

返却されていない備品を返却予定日の順に並べ、予定日を過ぎたものは色を変えます。返却ボタンで返却日が入ります。

備品管理アプリの備品の詳細と履歴の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

備品の詳細と履歴

1 台の購入情報と、これまでの貸し出し・修理の記録を時系列で表示します。修理が続いている備品の入れ替えを判断できます。

AIへの頼み方(そのまま使える指示文)

HARVASK のミニアプリで AI にこの文章を渡すと、上の項目と画面を持ったアプリを作ります。自社にない項目は消し、足りない項目は書き足してから渡してください。

指示文
備品管理アプリを作ってください。

【データ】
- 備品:管理番号(重複不可)、品名、分類、メーカー・型番、購入日、購入金額、入れ替えの目安(年数)、置き場所、状態(使える/修理中/廃棄済み/紛失)
- 貸し出しの記録:備品、使う人、貸出日、返却予定日、返却日、用途
- 修理・廃棄の記録:日付、備品、区分(修理/廃棄/紛失/修理から戻った)、内容、費用、記録した人

【ルール】
- 返却日が空いている貸し出しの記録がある備品は「貸し出し中」とし、二重に貸し出せないようにしてください。
- 修理・廃棄の記録を登録したら、区分に合わせて備品の状態を変えてください(修理→修理中、修理から戻った→使える、廃棄→廃棄済み、紛失→紛失)。
- 購入日から入れ替えの目安の年数を過ぎた備品には「入れ替え時期」の印を付けてください。

【画面】
1. 備品一覧(分類・状態・置き場所で絞り込み、管理番号と品名で検索、いま使っている人を表示)
2. 貸し出しの登録フォーム
3. 貸し出し中の一覧(返却予定日の順、予定日を過ぎたものを目立たせる、返却ボタン)
4. 備品の詳細と履歴(貸し出しと修理・廃棄の記録を時系列で)

エクセルから移す手順

  1. 1 エクセルの備品台帳で、管理番号が空いている行や重複している行を直します。本体のシールと台帳の番号が合っているかもこのとき確かめます。
  2. 2 台帳を CSV で保存します。購入日がわからない備品は空欄のままで構いません。
  3. 3 上の指示文でアプリを作り、AI に「この CSV を備品として取り込んで」と頼みます。
  4. 4 いま貸し出している・割り当てている備品は、管理番号・使う人・貸出日の 3 列で CSV にし、「貸し出しの記録として取り込んで」と頼みます。
  5. 5 貸し出し表の紙やファイルを片付け、その日からの貸し出しはアプリにだけ記録するよう伝えます。

使いながら頼める改良

アプリは作ったあとも、AI に話しかけて直せます。たとえば次のような頼み方です。

  • 「人ごとに、いま持っている備品の一覧を出せるようにして」
  • 「分類ごとに、台数と購入金額の合計を集計して」
  • 「来年度に入れ替え時期を迎える備品の一覧を、分類ごとにまとめて表示して」
  • 「棚卸し用に、置き場所ごとの備品リストと「確認した」のチェック欄を作って」
  • 「パソコンには OS とメモリの欄を足して、一覧で絞り込めるようにして」

HARVASK で作る流れ

  1. 1. 頼む

    プロジェクトのミニアプリを開き、上の指示文を AI に渡します。

  2. 2. AI が作る

    AI がデータの表と画面を作り、その場で動くアプリとして表示します。

  3. 3. チームで使う

    プロジェクトのメンバーが同じアプリとデータを使えます。直したい所は AI に頼みます。

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。

よくある質問

社員に渡しっぱなしのパソコンも管理できますか?

できます。返却予定日を空けた貸し出しの記録として残せば、その人が使っている備品として一覧に出ます。異動や退職のときは、その人の貸し出し中の備品を確かめて回収します。

消耗品も同じアプリで管理できますか?

コピー用紙や電池のように数で減っていくものは、在庫管理のアプリで扱うほうが合っています。このアプリは 1 台ずつ番号で追う備品向けです。

今のエクセルの台帳は移せますか?

移せます。台帳を CSV にして AI に取り込みを頼みます。いま貸し出し中のものは、別の CSV にして貸し出しの記録として取り込みます。

誰が使えますか?

アプリを作ったプロジェクトの管理者とメンバーが、同じアプリとデータを使えます。ゲストは使えません。

どのプランで使えますか?

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。