外注管理アプリを自作する方法|外注先台帳と発注・支払いをAIでまとめる

外注先の台帳、発注、納品、支払いを別々のシートで管理していると、どの発注が未払いかがすぐに出てきません。発注を軸に記録をつなぎ、支払い予定まで一覧で追える形にします。

エクセル管理で起きがちなこと

  • 発注は担当者ごとのメールやメモに散らばっていて、今月どこに何を頼んだかを一覧で出せない。
  • 納品は済んだのに検収の記録が無く、支払いの段になって「本当に終わっているか」を確認し直している。
  • 外注先ごとの締め日・支払いサイトがばらばらで、支払い予定日を毎月手で数えている。
  • 同じ外注先の連絡先や振込先が複数のファイルにあり、どれが新しいかわからない。
  • 外注先ごとの年間の発注額や、納期遅れの多い先を振り返る材料が無い。

外注管理アプリに必要な項目

表(データの置き場所)ごとに、最低限そろえたい項目です。エクセルの 1 シートが 1 つの表にあたります。

外注先

取引のある外注先の台帳。締め日と支払いサイトをここに持たせ、支払い予定日の計算に使います。

項目 種類 メモ
外注先コード テキスト 重複不可
外注先名 テキスト 法人・個人の別も分かるように
得意分野 選択肢 デザイン・加工・施工・翻訳など
窓口の担当者 テキスト
電話・メール テキスト
締め日 選択肢 月末・20日など
支払いサイト 選択肢 翌月末・翌々月10日など
取引状況 選択肢 取引中・休止

発注

1 件の依頼につき 1 行。発注から支払いまでの状態をこの行で追います。

項目 種類 メモ
発注番号 テキスト 重複不可
外注先 外注先への参照
件名・作業内容 テキスト
発注日 日付
納期 日付
発注金額(税抜) 数値
状態 選択肢 発注済み・納品済み・検収済み・支払い済み
社内の担当者 テキスト 誰が頼んだかを残す

納品・検収

納品物を受け取り、確認した結果を残します。分納なら 1 発注に複数行つきます。

項目 種類 メモ
発注 発注への参照
納品日 日付
検収日 日付 空なら確認待ち
検収結果 選択肢 合格・手直し依頼
確認した人 テキスト
メモ テキスト 手直しの内容など

支払い

支払い予定と実際に払った日を残します。予定日は外注先の締め日と支払いサイトから出します。

項目 種類 メモ
発注 発注への参照
請求書の受領日 日付
請求金額 数値 発注金額と違えば目立たせる
支払い予定日 日付(自動) 検収日・締め日・支払いサイトから計算
支払い日 日付 空なら未払い

画面の構成

外注管理アプリの発注一覧の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

発注一覧

発注を状態ごとに並べた一覧。納期を過ぎても納品が無いもの、検収待ちのものが一目でわかります。外注先と社内の担当者で絞り込めます。

外注管理アプリの発注の登録の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

発注の登録

外注先を選び、作業内容・納期・金額を入れる短いフォーム。発注番号は自動で振ります。

外注管理アプリの外注先の詳細の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

外注先の詳細

1 社の締め日・支払いサイトと、これまでの発注の履歴。年間の発注額と納期遅れの回数も見られます。

外注管理アプリの支払い予定の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

支払い予定

今月・来月に払う予定の発注を支払い予定日の順に並べます。請求金額が発注金額と違う行は色を変えます。

AIへの頼み方(そのまま使える指示文)

HARVASK のミニアプリで AI にこの文章を渡すと、上の項目と画面を持ったアプリを作ります。自社にない項目は消し、足りない項目は書き足してから渡してください。

指示文
外注管理アプリを作ってください。

【データ】
- 外注先:外注先コード(重複不可)、外注先名、得意分野、窓口の担当者、電話・メール、締め日、支払いサイト、取引状況
- 発注:発注番号(重複不可・自動採番)、外注先、件名・作業内容、発注日、納期、発注金額(税抜)、状態(発注済み/納品済み/検収済み/支払い済み)、社内の担当者
- 納品・検収:発注、納品日、検収日、検収結果(合格/手直し依頼)、確認した人、メモ
- 支払い:発注、請求書の受領日、請求金額、支払い予定日、支払い日

【ルール】
- 検収結果が「合格」になったら、発注の状態を「検収済み」にしてください。
- 支払い予定日は、検収日を外注先の締め日で区切り、支払いサイトを足して計算してください。
- 請求金額が発注金額と違う支払いは、目立つ色にしてください。
- 納期を過ぎて納品の記録が無い発注は、発注一覧の上に並べてください。

【画面】
1. 発注一覧(状態・外注先・社内の担当者で絞り込み)
2. 発注の登録フォーム
3. 外注先の詳細(締め日・支払いサイトと発注の履歴、年間の発注額)
4. 支払い予定(今月・来月の支払いを予定日の順に)

エクセルから移す手順

  1. 1 エクセルの外注先リストを、外注先名・締め日・支払いサイトなど 1 社 1 行の形に整えて CSV で保存します。
  2. 2 まだ支払いが終わっていない発注だけを、発注番号・外注先名・金額・納期・状態の列で CSV にします。支払い済みの古い発注は、必要なら後から足します。
  3. 3 上の指示文でアプリを作り、AI に「この CSV を外注先として取り込んで」と頼みます。
  4. 4 続けて「この CSV を発注として取り込んで。外注先は外注先名でつないで」と頼みます。名前の表記ゆれで外注先が見つからない行は、AI に一覧にしてもらって直します。
  5. 5 次の支払い日まではエクセルと並行し、支払い予定の一覧がエクセルの集計と合うことを確かめてから切り替えます。

使いながら頼める改良

アプリは作ったあとも、AI に話しかけて直せます。たとえば次のような頼み方です。

  • 「外注先ごと・月ごとの発注額を集計した表を追加して」
  • 「発注に見積もり金額の欄を足して、発注金額との差を出して」
  • 「検収で手直し依頼になった回数を外注先ごとに数えて」
  • 「支払い予定を CSV で書き出せるようにして」
  • 「外注先に評価(品質・納期・対応)の欄を足して、発注のたびに付けられるようにして」

HARVASK で作る流れ

  1. 1. 頼む

    プロジェクトのミニアプリを開き、上の指示文を AI に渡します。

  2. 2. AI が作る

    AI がデータの表と画面を作り、その場で動くアプリとして表示します。

  3. 3. チームで使う

    プロジェクトのメンバーが同じアプリとデータを使えます。直したい所は AI に頼みます。

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。

よくある質問

プログラミングの知識がなくても作れますか?

作れます。日本語で AI に頼むだけで、データの表と画面を AI が作ります。項目を足したいときも話しかけて直せます。

支払い予定日の計算方法が外注先ごとに違っても大丈夫ですか?

外注先ごとに締め日と支払いサイトを持たせるので、先ごとに違う計算になります。「月末締め翌月末払い」以外の決まりがあれば、その言葉のまま AI に伝えて計算を足してもらえます。

外注先に画面を見てもらうことはできますか?

できません。使えるのはアプリを作ったプロジェクトの管理者とメンバーで、ゲストは使えません。外注先とのやり取りは今の方法のまま、記録だけをこのアプリに残す使い方を想定しています。

今のエクセルのデータは移せますか?

移せます。外注先の一覧と、支払いの終わっていない発注を CSV にして、AI に取り込みを頼みます。手順はこのページの「エクセルから移す手順」にまとめています。

どのプランで使えますか?

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。