飲食店の売上管理アプリを自作する方法|客数・客単価・天気まで残す売上日報

レジの日計をそのまま写すのではなく、ランチ・ディナー・テイクアウトに分けて客数と天気と一緒に残します。「先週の同じ曜日」と比べられる売上日報にします。

エクセル管理で起きがちなこと

  • レジの日計をノートに書き写しているだけで、ランチとディナーのどちらが落ちているのかわからない。
  • 客単価をランチとディナーを混ぜて出していて、数字が実態とずれる。
  • 雨の日や近くのイベントの日の売上が残っていても、理由のメモがないので次の仕込みに生かせない。
  • テイクアウトの売上が店内の売上に混ざり、どれだけ伸びているのか見えない。
  • 前年や先週の同じ曜日と比べるたびに、ノートや古いファイルをめくっている。

飲食店の売上管理アプリに必要な項目

表(データの置き場所)ごとに、最低限そろえたい項目です。エクセルの 1 シートが 1 つの表にあたります。

日ごとの売上

営業日 1 日につき 1 行。売上と客数は営業帯ごとに分けて入れ、客単価は自動で出します。

項目 種類 メモ
営業日 日付 曜日は自動
ランチ売上 数値
ランチ客数 数値
ディナー売上 数値
ディナー客数 数値
テイクアウト売上 数値 件数も持つと単価が出せる
テイクアウト件数 数値
天気 選択肢 晴れ・くもり・雨・雪
出来事 テキスト 「駅前で祭り」「団体 12 名」など

時間帯ごとの売上

レジの時間帯別の集計を写す表。ピークと暇な時間を見て、シフトや仕込みの量を決めるのに使います。

項目 種類 メモ
営業日 日付
時間帯 選択肢 11 時台〜22 時台の 1 時間ごと
売上 数値
組数 数値
客数 数値

月の目標

月ごとの目標売上と営業日数。1 日あたりの目標と、今の進み具合を出す元にします。

項目 種類 メモ
年月 年月
目標売上 数値
営業日数 数値 定休日と臨時休業を除いた日数
目標客数 数値

画面の構成

飲食店の売上管理アプリの売上日報の入力の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

売上日報の入力

閉店後にレジの日計を見て入れるフォーム。ランチ・ディナー・テイクアウトの売上と客数、天気、出来事を 1 画面で入れます。

飲食店の売上管理アプリの日ごとの一覧の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

日ごとの一覧

日ごとの売上・客数・客単価を、曜日と天気と一緒に並べます。先週の同じ曜日との差も出します。

飲食店の売上管理アプリの時間帯別の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

時間帯別

曜日ごとに、時間帯別の平均の売上と客数を並べます。ピークの時間と、人を減らせる時間が見えます。

飲食店の売上管理アプリの月の目標と進み具合の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

月の目標と進み具合

今月の目標売上に対して、今日までの累計と残りの営業日で 1 日いくら必要かを出します。

AIへの頼み方(そのまま使える指示文)

HARVASK のミニアプリで AI にこの文章を渡すと、上の項目と画面を持ったアプリを作ります。自社にない項目は消し、足りない項目は書き足してから渡してください。

指示文
飲食店の売上管理アプリを作ってください。

【データ】
- 日ごとの売上:営業日、ランチ売上、ランチ客数、ディナー売上、ディナー客数、テイクアウト売上、テイクアウト件数、天気(晴れ/くもり/雨/雪)、出来事
- 時間帯ごとの売上:営業日、時間帯(11 時台〜22 時台)、売上、組数、客数
- 月の目標:年月、目標売上、営業日数、目標客数

【ルール】
- 客単価はランチ・ディナーそれぞれ「売上 ÷ 客数」で出してください。テイクアウトは「売上 ÷ 件数」で別に出し、店内の客単価には混ぜません。
- 日ごとの一覧には、7 日前(先週の同じ曜日)の売上との差を出してください。
- 月の進み具合では「(目標売上 − 今日までの累計)÷ 残りの営業日数」で 1 日あたりの必要額を出してください。

【画面】
1. 売上日報の入力フォーム
2. 日ごとの一覧(曜日・天気・客単価・先週の同じ曜日との差、月で切り替え)
3. 時間帯別(曜日ごとの時間帯別の平均)
4. 月の目標と進み具合

エクセルから移す手順

  1. 1 ノートやエクセルの売上日報から、日付・売上・客数の列を 1 つのシートにまとめます。ランチとディナーが分かれていれば分けたまま残します。
  2. 2 天気や出来事のメモがあれば、同じ行に入れておきます。無ければ空のままで構いません。
  3. 3 上の指示文でアプリを作り、CSV にした売上日報を AI に「日ごとの売上として取り込んで」と頼みます。
  4. 4 レジから時間帯別の集計を CSV で書き出せるなら、「時間帯ごとの売上として取り込んで」と頼みます。
  5. 5 先月の合計がレジの月計と合うか、日ごとの一覧で確かめます。合えば、その日から閉店後の入力をアプリに切り替えます。

使いながら頼める改良

アプリは作ったあとも、AI に話しかけて直せます。たとえば次のような頼み方です。

  • 「前年の同じ月の同じ曜日と比べる列を足して」
  • 「雨の日だけの平均売上と客数を、ランチとディナーに分けて出して」
  • 「テイクアウトの売上を商品別に入れられるようにして、よく出る商品を並べて」
  • 「ランチの回転数(客数 ÷ 席数)を出せるように、席数の設定を足して」
  • 「月の売上の合計を、経費の表と並べて見られるようにして」

HARVASK で作る流れ

  1. 1. 頼む

    プロジェクトのミニアプリを開き、上の指示文を AI に渡します。

  2. 2. AI が作る

    AI がデータの表と画面を作り、その場で動くアプリとして表示します。

  3. 3. チームで使う

    プロジェクトのメンバーが同じアプリとデータを使えます。直したい所は AI に頼みます。

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。

よくある質問

レジのデータを自動で取り込めますか?

自動では取り込みません。レジから CSV を書き出せる場合は、その CSV を AI に「取り込んで」と頼めば取り込めます。書き出せない場合は、閉店後に日計を見て手で入れます。

天気は自動で入りますか?

自動では入りません。閉店後の入力のときに選びます。数か月分たまると、雨の日の売上を曜日ごとに比べられるようになります。

今のノートやエクセルのデータは移せますか?

エクセルなら CSV にして AI に取り込みを頼めます。ノートの場合は、まず比べたい期間だけでもエクセルに打ち込んでから取り込むのがおすすめです。

店長以外のスタッフも入力できますか?

アプリを作ったプロジェクトの管理者とメンバーが、同じアプリとデータを使えます。ゲストは使えません。

どのプランで使えますか?

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。