エクセル管理で起きがちなこと
- 「あの注文はいまどの工程か」を聞かれるたびに現場まで見に行っている。
- 工程ごとの進み具合がホワイトボードと紙の作業票にあり、事務所から見えない。
- 同じ設備に指示が重なっていることに、段取りの直前まで気づかない。
- 不良が出たときに、どのロットのどの工程で出たかをたどるのに時間がかかる。
- 納期に間に合うかどうかを、工程ごとの残りの数から毎回手で計算している。
製造業の工程管理アプリに必要な項目
表(データの置き場所)ごとに、最低限そろえたい項目です。エクセルの 1 シートが 1 つの表にあたります。
製造指示
何を、いくつ、いつまでに作るか。1 指示 1 行で、ロット番号を付けます。
| 項目 | 種類 | メモ |
|---|---|---|
| 指示番号 | テキスト | 例: MO-2610-012 |
| 品番・品名 | テキスト | 例: BR-200 ブラケット |
| ロット番号 | テキスト | |
| 指示数 | 数値 | 個 |
| 納期 | 日付 | |
| 受注先 | テキスト | 例: サンプル工業 |
| 状態 | 選択肢 | 未着手・仕掛中・完了・保留 |
工程
製造指示ごとの工程。順番・設備・予定日と、完了数・不良数を持ちます。
| 項目 | 種類 | メモ |
|---|---|---|
| 製造指示 | 製造指示への参照 | |
| 順番 | 数値 | 10, 20, 30… |
| 工程名 | 選択肢 | 切断・プレス・溶接・塗装・組立・検査・梱包など |
| 設備 | 設備への参照 | 手作業なら空 |
| 予定日 | 日付 | |
| 完了数 | 数値 | 良品の数 |
| 不良数 | 数値 | |
| 作業者 | テキスト |
設備
工程で使う機械。1 日に使える時間を持ちます。
| 項目 | 種類 | メモ |
|---|---|---|
| 設備名 | テキスト | 例: NC旋盤 2号機 |
| 種類 | 選択肢 | 旋盤・マシニング・プレス・溶接機など |
| 1 日の稼働時間 | 数値 | 時間 |
| 状態 | 選択肢 | 稼働・点検中・停止 |
画面の構成
製造指示の進み具合
製造指示ごとに、どの工程まで何個進んだかを並べます。納期が近いのに前の工程に残っている指示を目立たせます。
工程の実績入力
指示番号と工程を選び、完了数・不良数・作業者を入れる短いフォームです。
設備ごとの予定
設備ごとに、今週予定されている工程を日付順に並べます。同じ日に重なっている設備がわかります。
ロットと不良
ロットごとに、工程別の完了数と不良数、不良率を並べます。不良が出た工程をたどるための画面です。
AIへの頼み方(そのまま使える指示文)
HARVASK のミニアプリで AI にこの文章を渡すと、上の項目と画面を持ったアプリを作ります。自社にない項目は消し、足りない項目は書き足してから渡してください。
製造業の工程管理アプリを作ってください。 【データ】 - 製造指示:指示番号、品番・品名、ロット番号、指示数、納期、受注先、状態(未着手/仕掛中/完了/保留) - 工程:製造指示、順番、工程名(切断/プレス/溶接/塗装/組立/検査/梱包)、設備、予定日、完了数、不良数、作業者 - 設備:設備名、種類、1 日の稼働時間、状態(稼働/点検中/停止) 【ルール】 - 製造指示の進み具合は、工程ごとの完了数を指示数と比べて表示してください。 - 最後の工程の完了数が指示数に達したら、製造指示の状態を「完了」にします。 - 納期まで 3 日以内で、最後の工程の完了数が指示数に届いていない指示は目立たせます。 - 不良率は、工程の不良数を(完了数+不良数)で割って出します。 【画面】 1. 製造指示の進み具合(指示ごとに工程を横に並べ、完了数/指示数を表示) 2. 工程の実績入力フォーム 3. 設備ごとの予定(今週の工程を設備ごとに日付順に) 4. ロットと不良(ロットごとに工程別の完了数・不良数・不良率)
エクセルから移す手順
- 1 品番ごとに、いつも通る工程の順番と使う設備を書き出します。これが工程の型になります。
- 2 仕掛中の製造指示を、指示番号・品番・ロット番号・指示数・納期の列で CSV にします。
- 3 設備の一覧(設備名・種類・1 日の稼働時間)を CSV にします。
- 4 上の指示文でアプリを作り、AI に「設備の CSV を取り込んで」「製造指示の CSV を取り込んで、品番ごとの工程の型から工程を作って」と頼みます。
- 5 実績の入力は、まず検査の工程だけで始め、慣れたら前の工程に広げます。
使いながら頼める改良
アプリは作ったあとも、AI に話しかけて直せます。たとえば次のような頼み方です。
- 「品番ごとに工程の型を登録して、製造指示を作ったら工程が並ぶようにして」
- 「設備ごとに、今週の予定時間と稼働時間を比べた表を出して」
- 「工程ごとの標準時間を足して、実績の作業時間と比べて」
- 「不良の理由(寸法・キズ・溶接不良など)を記録して、品番ごとに集計して」
- 「受注先ごとに、今月の納期の指示と遅れそうな指示を一覧にして」
HARVASK で作る流れ
-
1. 頼む
プロジェクトのミニアプリを開き、上の指示文を AI に渡します。
-
2. AI が作る
AI がデータの表と画面を作り、その場で動くアプリとして表示します。
-
3. チームで使う
プロジェクトのメンバーが同じアプリとデータを使えます。直したい所は AI に頼みます。
ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。
よくある質問
生産管理システムの代わりになりますか?
このページの指示文は、製造指示・工程の進み具合・設備・ロットに絞ったものです。部品の手配や原価計算まで含めるなら、必要な項目を AI に足してもらう形になります。部品と製品の在庫は製造業の在庫管理のページも参考にしてください。
工程の数や名前は品番ごとに変えられますか?
変えられます。工程は製造指示ごとに持つので、品番によって工程の数や順番が違っても扱えます。
現場の作業者も入力できますか?
プロジェクトのメンバーであれば入力できます。管理者とメンバーが同じアプリとデータを使い、ゲストは使えません。
今のエクセルの工程表から移せますか?
移せます。仕掛中の製造指示と設備を CSV にして取り込みを頼みます。手順は「エクセルから移す手順」にまとめています。
どのプランで使えますか?
ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。