建設業の工程管理アプリを自作する方法|工種ごとの予定と実績・協力会社・雨天順延を1つの表に

現場ごとに工種を並べ、予定の日付と実際の日付を両方残す。雨で順延したら後ろの工種をどれだけずらしたかも記録し、協力会社への手配の連絡漏れを防ぎます。

エクセル管理で起きがちなこと

  • エクセルのバーチャート工程表を書き換えると、最初の予定がどうだったかが残らない。
  • 雨で 1 日ずれると後ろの工種を全部手で動かすことになり、直し漏れが出る。
  • 協力会社に入る日を伝えたかどうかが現場代理人の記憶頼みで、当日になって来ないことがある。
  • 複数の現場で同じ協力会社が重なる日がわからず、職人の取り合いになる。
  • 施主や元請への週次の報告で、予定より遅れている工種を毎回拾い直している。

建設業の工程管理アプリに必要な項目

表(データの置き場所)ごとに、最低限そろえたい項目です。エクセルの 1 シートが 1 つの表にあたります。

現場

工程を組む現場。工期をここに持ちます。

項目 種類 メモ
現場名 テキスト
着工日 日付
竣工予定日 日付 契約上の工期の終わり
現場代理人 テキスト

工程

現場の工種ごとの予定と実績。予定は最初の計画を残し、変更後の予定を別に持ちます。

項目 種類 メモ
現場 現場への参照
工種 選択肢 仮設・基礎・躯体・屋根・外装・内装・設備・外構など
順番 数値 工程表で上から何番目か
当初予定(開始・終了) 日付 最初の計画。書き換えない
現在の予定(開始・終了) 日付 順延したらこちらを直す
実績(開始・終了) 日付
協力会社 協力会社への参照
手配の連絡 選択肢 未連絡・連絡済み・確定

順延の記録

予定を動かした理由と日数を 1 行ずつ残します。

項目 種類 メモ
工程 工程への参照
日付 日付
理由 選択肢 雨天・強風・資材の遅れ・前工程の遅れ・施主の変更
ずらした日数 数値 日
後ろの工程もずらしたか はい/いいえ

協力会社

工程に入る会社の一覧。

項目 種類 メモ
会社名 テキスト
工種 複数選択
連絡先 テキスト 例: 03-0000-0000

画面の構成

建設業の工程管理アプリの工程表の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

工程表

1 つの現場の工種を順番に並べ、当初予定・現在の予定・実績の日付と、予定から何日ずれているかを出します。

建設業の工程管理アプリの順延の登録の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

順延の登録

工程を選び、理由とずらす日数を入れます。後ろの工程もまとめてずらすかを選べます。

建設業の工程管理アプリの協力会社の手配の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

協力会社の手配

これから 2 週間に始まる工程を並べ、協力会社への手配の連絡がまだのものを目立たせます。

建設業の工程管理アプリの全現場の遅れの画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

全現場の遅れ

施工中の全現場について、遅れている工種の数と、順延の理由ごとの日数を並べます。週次の報告に使います。

AIへの頼み方(そのまま使える指示文)

HARVASK のミニアプリで AI にこの文章を渡すと、上の項目と画面を持ったアプリを作ります。自社にない項目は消し、足りない項目は書き足してから渡してください。

指示文
建設業の工程管理アプリを作ってください。

【データ】
- 現場:現場名、着工日、竣工予定日、現場代理人
- 工程:現場、工種(仮設/基礎/躯体/屋根/外装/内装/設備/外構)、順番、当初予定の開始日・終了日、現在の予定の開始日・終了日、実績の開始日・終了日、協力会社、手配の連絡(未連絡/連絡済み/確定)
- 順延の記録:工程、日付、理由(雨天/強風/資材の遅れ/前工程の遅れ/施主の変更)、ずらした日数、後ろの工程もずらしたか
- 協力会社:会社名、工種、連絡先

【ルール】
- 当初予定は工程を作ったときの日付のまま残し、書き換えないでください。
- 順延を登録したら、現在の予定をその日数だけずらします。「後ろの工程もずらす」を選んだときは、同じ現場で順番が後ろの工程もずらしてください。
- 遅れの日数は、現在の予定(または実績)の終了日と当初予定の終了日の差です。

【画面】
1. 工程表(現場ごとに工種を順番に、当初予定・現在の予定・実績・遅れの日数)
2. 順延の登録フォーム
3. 協力会社の手配(これから 2 週間に始まる工程と手配の連絡の状態)
4. 全現場の遅れ(現場ごとの遅れている工種の数、理由別の順延日数)

エクセルから移す手順

  1. 1 エクセルの工程表から、工種・開始日・終了日・協力会社を 1 行 1 工種の表に書き出します。バーの色塗りではなく日付の列にするのがこつです。
  2. 2 この日付を「当初予定」と「現在の予定」の両方の列に入れ、現場名を足して CSV にします。
  3. 3 協力会社の一覧を CSV にします。
  4. 4 上の指示文でアプリを作り、AI に「協力会社の CSV を取り込んで」「工程の CSV を、現場名と会社名でひもづけて取り込んで」と頼みます。
  5. 5 これからの順延はアプリに登録し、実績の日付は週に 1 回まとめて入れることから始めます。

使いながら頼める改良

アプリは作ったあとも、AI に話しかけて直せます。たとえば次のような頼み方です。

  • 「工程表を週ごとの横長の表にして、予定と実績を色分けして並べて」
  • 「協力会社ごとに、全現場で入る予定の日を並べて重なりがわかるようにして」
  • 「雨天による順延の日数を月ごと・現場ごとに集計して」
  • 「工程に検査(配筋検査、中間検査など)の予定日を足して」
  • 「竣工予定日までの残りの日数と、残っている工種の数を現場ごとに出して」

HARVASK で作る流れ

  1. 1. 頼む

    プロジェクトのミニアプリを開き、上の指示文を AI に渡します。

  2. 2. AI が作る

    AI がデータの表と画面を作り、その場で動くアプリとして表示します。

  3. 3. チームで使う

    プロジェクトのメンバーが同じアプリとデータを使えます。直したい所は AI に頼みます。

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。

よくある質問

ガントチャートのような横長の表で見られますか?

作ったあとで AI に「工程表を週ごとの横長の表にして」と頼めば、表の形を変えられます。まずは日付の列で始めて、必要なら形を足すのがおすすめです。

当初予定と現在の予定を分けるのはなぜですか?

予定を書き換えると最初の計画が消え、どれだけ遅れたかが説明できなくなるためです。順延の記録とあわせて残すと、理由ごとの遅れも数えられます。

協力会社の人も見られますか?

アプリを使えるのはプロジェクトの管理者とメンバーです。ゲストは使えません。協力会社への手配の連絡は今の方法で行い、その結果をアプリに記録します。

作業日報とつなげられますか?

同じアプリに日報のデータを足せば、日報から工種ごとの実績を拾えます。日報の項目は建設業の作業日報のページを参考にしてください。

どのプランで使えますか?

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。