フリーランスの案件管理アプリを自作する方法|取引先・単価・納期・請求の状況を1か所に

いくつもの取引先から受けた仕事を、打診・見積・進行中・納品・請求済み・入金済みまで 1 件ずつ追う。今週の納期と、まだ入金されていない請求をひと目で確かめられるようにします。

エクセル管理で起きがちなこと

  • 取引先ごとにやり取りの場所が違い、納期を全部まとめて見られる所がない。
  • 固定額・時間単価・月額と取引先ごとに単価の決め方が違い、月の売上の見込みが出しにくい。
  • 納品したのに請求書を出し忘れたり、支払期日を過ぎた入金に気づくのが遅れたりする。
  • 修正の回数や追加の作業が増えても記録がなく、次の見積に反映できない。
  • 打診を受けた仕事を引き受けるか決めるとき、その月の空き具合がすぐにわからない。

フリーランスの案件管理アプリに必要な項目

表(データの置き場所)ごとに、最低限そろえたい項目です。エクセルの 1 シートが 1 つの表にあたります。

取引先

仕事をくれる会社や個人。支払いの条件をここに持ちます。

項目 種類 メモ
取引先名 テキスト 例: サンプル商事
窓口の人 テキスト
締め日 テキスト 例: 月末締め
支払いまでの日数 数値 例: 翌月末払いなら 30
メモ テキスト 請求書の宛名の指定など

案件

受けた仕事 1 件ずつ。単価の決め方と納期、請求・入金までの段階を持ちます。

項目 種類 メモ
案件名 テキスト 例: 会社案内パンフレット 8P
取引先 取引先への参照
段階 選択肢 打診・見積中・進行中・納品済み・請求済み・入金済み・見送り
単価の決め方 選択肢 固定額・時間単価・月額
単価 数値 円(税抜)
見込みの時間・月数 数値 時間単価・月額のときに使う
納期 日付
修正の回数 数値 見積に含めた回数を超えたら記録

請求

案件ごとの請求書と入金。月額の仕事は月ごとに 1 行足します。

項目 種類 メモ
案件 案件への参照
請求日 日付
金額 数値 円(税抜)
支払期日 日付 取引先の条件から入れる
入金日 日付 空なら未入金

画面の構成

フリーランスの案件管理アプリの案件ボードの画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

案件ボード

案件を段階ごとの列に並べます。打診から入金済みまで、今どこに何件あるかがわかります。

フリーランスの案件管理アプリの今後の納期の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

今後の納期

進行中の案件を納期の近い順に並べ、取引先・単価の決め方・金額の見込みを出します。

フリーランスの案件管理アプリの案件の登録の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

案件の登録

取引先を選び、単価の決め方・単価・見込みの時間・納期を入れるフォームです。

フリーランスの案件管理アプリの請求と入金の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

請求と入金

請求済みで入金を待っている請求を支払期日の順に並べます。期日を過ぎたものは色を変えます。

AIへの頼み方(そのまま使える指示文)

HARVASK のミニアプリで AI にこの文章を渡すと、上の項目と画面を持ったアプリを作ります。自社にない項目は消し、足りない項目は書き足してから渡してください。

指示文
フリーランスの案件管理アプリを作ってください。

【データ】
- 取引先:取引先名、窓口の人、締め日、支払いまでの日数、メモ
- 案件:案件名、取引先、段階(打診/見積中/進行中/納品済み/請求済み/入金済み/見送り)、単価の決め方(固定額/時間単価/月額)、単価(税抜)、見込みの時間・月数、納期、修正の回数
- 請求:案件、請求日、金額(税抜)、支払期日、入金日

【ルール】
- 案件の見込み金額は、固定額なら単価、時間単価と月額なら単価×見込みの時間・月数としてください。
- 請求を登録したら、取引先の支払いまでの日数から支払期日を入れてください(あとで手で直せるように)。
- 段階が「納品済み」のまま 7 日たった案件は「請求漏れかも」として目立たせます。

【画面】
1. 案件ボード(段階ごとの列に案件を並べる)
2. 今後の納期(進行中の案件を納期順に、見込み金額を表示)
3. 案件の登録フォーム
4. 請求と入金(未入金の請求を支払期日順に、期日を過ぎたものを目立たせる)

エクセルから移す手順

  1. 1 今使っている表やメモから、取引先の一覧(取引先名・締め日・支払いまでの日数)を作って CSV にします。
  2. 2 進行中と請求待ちの案件だけを、案件名・取引先名・段階・単価の決め方・単価・納期の列で CSV にします。
  3. 3 上の指示文でアプリを作り、AI に「取引先の CSV を取り込んで」「案件の CSV を、取引先名で取引先とひもづけて取り込んで」と頼みます。
  4. 4 入金を待っている請求を手で登録します。数件なら CSV にせず画面から入れる方が早いです。
  5. 5 新しい打診はアプリの案件ボードに「打診」で入れることから始めます。

使いながら頼める改良

アプリは作ったあとも、AI に話しかけて直せます。たとえば次のような頼み方です。

  • 「月ごとの入金額と、取引先ごとの割合を表にして」
  • 「時間単価の案件に作業時間の記録を足して、見込みと実際を比べて」
  • 「来月の納期と見込み金額を並べて、空き具合がわかるようにして」
  • 「見送った打診の理由を記録して、取引先ごとに件数を出して」
  • 「請求の一覧を CSV で書き出せるようにして」

HARVASK で作る流れ

  1. 1. 頼む

    プロジェクトのミニアプリを開き、上の指示文を AI に渡します。

  2. 2. AI が作る

    AI がデータの表と画面を作り、その場で動くアプリとして表示します。

  3. 3. チームで使う

    プロジェクトのメンバーが同じアプリとデータを使えます。直したい所は AI に頼みます。

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。

よくある質問

1 人で使えますか?

使えます。プロジェクトに自分だけを入れて使います。手伝ってくれる人がいれば、プロジェクトのメンバーに加えると同じアプリとデータを使えます。ゲストは使えません。

請求書を作ることはできますか?

このページの指示文は、請求したかどうかと入金を記録するものです。請求書の作成は今お使いの方法を続けてください。

確定申告に使えますか?

入金の記録を月ごとに集計することはできますが、申告に使う帳簿としての扱いは税理士などに確認してください。

単価の決め方が取引先ごとに違っても大丈夫ですか?

大丈夫です。案件ごとに固定額・時間単価・月額を選び、見込み金額はその決め方に合わせて計算します。

どのプランで使えますか?

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。