マーケティングのAI活用|広告の週次まとめ・記事の構成案・振り返りの使い方と指示文

月曜の朝に広告の数字を集めて表にする。記事の構成を一から考える。終わったキャンペーンの振り返りが後回しになる。こうした作業ごとに、AIの使い方と貼って使える指示文を紹介します。

マーケティングで時間を取られていること

  • 毎週、広告媒体ごとの管理画面から数字を書き出し、表に貼ってコメントを書くだけで午前中が終わる
  • オウンドメディアの記事の構成を毎回白紙から考え、検索意図の整理や見出しづくりに時間がかかる
  • キャンペーンが終わると次の準備に追われ、振り返りが書かれないまま同じ失敗を繰り返す
  • LPやバナーの訴求案を出すとき、過去に何を試してどうだったかが探せない
  • 営業やカスタマーサポートから届く顧客の声が、施策づくりに活かせる形で整理されていない

作業ごとの使い方と指示文

1. 広告の数字の週次まとめ

使う機能:定期タスク
今のやり方
媒体ごとに表示回数・クリック・CV・費用を書き出し、スプレッドシートで前週比を計算して、上司向けのコメントを書いている。
AI を使うと
書き出した数字(CSVなど)を決まった場所に置けば、毎週月曜にAIが媒体別・キャンペーン別に前週比の表を作り、CPAが大きく動いたところを指摘するコメントを添えます。担当者は数字の読み方の確認と、次の打ち手を考えることに時間を使えます。
指示文
毎週月曜の朝に、Wikiの「広告レポート」に置いた先週分の数字を読み、媒体別・キャンペーン別に表示回数、クリック数、CTR、CV数、CPA、費用を表にしてください。前週と比べてCPAが20%以上動いたキャンペーンを挙げ、考えられる理由の候補を書いてください。理由は推測であることがわかる書き方にしてください。

2. 記事の構成案づくり

使う機能:AIチャット
今のやり方
狙うキーワードで上位の記事を読み比べ、読者の疑問を書き出してから見出しを組み立てている。1本あたりの構成づくりが重い。
AI を使うと
キーワード、想定読者、自社サービスとの関係を伝えると、読者の疑問の整理、見出し構成、各見出しで書く内容のメモまで構成案が出ます。Wikiに自社の用語や過去記事の一覧を置いておけば、内部リンクの候補も挙げられます。
指示文
「経費精算 効率化」で検索する中小企業の総務担当者向けに、記事の構成案を作ってください。読者が知りたいことを5つ挙げたうえで、h2とh3の見出し構成、各見出しで書く内容を2〜3行で示してください。Wikiの過去記事一覧から内部リンクの候補も挙げてください。統計や数字を使う場合は出典を確認するよう【要出典】と書いてください。

3. キャンペーンの振り返り

使う機能:AIに課題を任せる
今のやり方
終了後に数字・制作物・社内のやり取りを集め直して振り返りを書こうとするが、次の仕事に押されて書かれないことが多い。
AI を使うと
振り返りを課題としてAIに任せると、AIがどの資料を読んでどう整理するかの計画を出します。承認すると、目標と実績の比較、うまくいった点・いかなかった点、次回への提案をまとめて報告します。人はその内容を見て、学びとして残すものを決めます。
指示文
「秋の無料相談キャンペーン」の振り返りを作ってください。Wikiのキャンペーン企画書と広告レポート、課題のコメントを読み、目標と実績の比較、うまくいった施策と理由、うまくいかなかった施策と理由、次回試すことの順にまとめてください。数字が見つからない項目は空欄にして、どの資料が必要かを書いてください。

4. 広告文・バナーの訴求案出し

使う機能:Wiki
今のやり方
訴求の切り口を担当者の頭の中で考え、過去に試した案と重なっていないかを記憶に頼って確認している。
AI を使うと
過去に試した訴求と結果をWikiにまとめておくと、AIがそれを踏まえて新しい切り口の案を出し、似た案を避けられます。案は社内で選び、薬機法や景品表示法などに触れないかは人が確認します。
指示文
Wikiの「訴求テスト記録」を読み、まだ試していない切り口で検索広告の見出し案を10個出してください(各30字以内)。過去に効果が低かった訴求と似ている案には印をつけてください。誇大な表現や断定(No.1、必ず、など)は使わないでください。

5. 顧客の声を施策のネタに整理する

使う機能:Slack の会話の取り込み
今のやり方
営業やサポートのチャンネルに流れる顧客の声を、気づいたときにメモしているだけで、まとまった形になっていない。
AI を使うと
Slack の営業・サポートのチャンネルを取り込むと、顧客がよく口にする悩みや比較検討のポイントを検索・抽出できます。記事テーマやLPの見出しの候補として課題に起こすところまで進められます。
指示文
取り込んだ営業チャンネルとサポートチャンネルの過去3か月の会話から、顧客が導入前に気にしていた点を抽出し、多い順に10個並べてください。それぞれ、記事テーマかLPの改善のどちらに向くかを書き、代表的な発言を1つずつ添えてください。個人名や会社名は伏せてください。

6. 競合サイトの更新チェック

使う機能:ブラウザエージェント(ベーシック以上)
今のやり方
競合の料金ページや新着情報を、気になったときに一つずつ開いて確認している。変化に気づくのが遅れがち。
AI を使うと
ブラウザエージェントに、決めた競合サイトのページを開いて料金・キャンペーン・新機能の表記を確認し、前回の記録との違いをまとめてもらえます。結果は人が見て、対応が必要かを判断します。
指示文
次の3社の料金ページと新着情報ページを開き、料金プランの名前と金額、実施中のキャンペーン、直近1か月の新着情報を一覧にしてください。Wikiの「競合チェック記録」の前回分と比べて変わった点を先頭にまとめてください。

(確認するURLを貼り付け)

始め方

  1. 1 まず週次の広告レポートの形(見る指標と表の列)を決め、数字の置き場所を1つにします
  2. 2 その形で、定期タスクに週次まとめを1回作らせ、コメントの粒度を調整します
  3. 3 過去の訴求テストや記事一覧をWikiにまとめ、構成案や広告文の下書きに使える状態にします
  4. 4 次に終わるキャンペーンで、振り返りをAIに課題として任せてみます
  5. 5 営業・サポートの声を使いたくなったら、Slack の会話の取り込みを足します

AI に任せないこと・人が確かめること

  • 広告の入稿・予算変更・記事の公開は、AIの下書きをもとに人が判断して行います
  • 数字の増減の理由づけは推測です。AIのコメントを結論として扱わず、媒体の管理画面などで確かめます
  • 広告表現が薬機法や景品表示法などに触れないかは、AIに判断させず社内規程や専門家に確認します
  • 顧客の声を扱うときは、個人名・会社名・連絡先が記事や資料に出ないようにします
  • 記事に使う統計や数字は、AIの出力ではなく一次情報の出典を確認してから載せます

AIチャット・ワークフロー・定期タスク・Wiki はフリープランから使えます(フリープランは 1 名まで、初期クレジット 500)。ミニアプリとブラウザエージェントはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上です。

よくある質問

広告媒体のデータをAIが自動で取ってきますか?

このページで紹介している週次まとめは、管理画面から書き出した数字を決まった場所に置き、それをAIが読んで整理する使い方です。置き場所と形を毎週揃えておくのがコツです。

AIが作った記事の構成はSEOで上位になりますか?

順位は約束できません。構成案は読者の疑問を漏れなく整理するための下書きとして使い、自社ならではの経験や一次情報を人が足すことをおすすめします。

料金プランはどうなっていますか?

AIチャット・ワークフロー・定期タスク・Wiki はフリープランから使えます。フリープランは 1 名まで、初期クレジット 500(月ごとの配布はなし)です。ミニアプリとブラウザエージェントはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上です。

振り返りを書く習慣がないチームでも使えますか?

使えます。キャンペーンの終了日に振り返りの課題を作ってAIに任せると、たたき台が出るので、チームはそれに書き足すだけで済みます。