建設業のAI活用|工事日報・工程の連絡・安全書類の下準備・定例の議事録

「建設業 AI 活用 事例」で探している方へ。このページは事例集ではありません。現場から戻ってからの日報や連絡、書類の準備など、明日から試せる作業ごとの使い方と指示文を載せています。

建設業で時間を取られていること

  • 現場から事務所に戻ってから工事日報を書くので、帰りが遅くなる
  • 工程が変わるたびに協力会社へ電話やメッセージで個別に連絡し、伝え漏れが出る
  • 新規入場の前に、作業員名簿や資格の写しなど安全書類の揃い具合を確認するのが手間
  • 施主・設計との定例会議の宿題が議事録に埋もれ、次の定例で確認し直す
  • 年度末の工期が重なる時期は、書類仕事が夜と週末にずれ込む

作業ごとの使い方と指示文

1. 現場メモから工事日報を清書する

使う機能:AIチャット
今のやり方
手帳や携帯のメモを見ながら、事務所で日報の様式に打ち直しています。天候・人員・作業内容を思い出しながら書くので時間がかかります。
AI を使うと
箇条書きのメモを AIチャットに渡すと、天候・作業内容・人員・使用機械・翌日の予定の欄に分けた日報の文章になります。会社の様式の欄名に合わせることもできます。
指示文
次の現場メモを、工事日報の形に整えてください。欄は「天候」「作業内容(工種ごと)」「出面(会社名と人数)」「使用機械」「特記事項」「翌日の予定」です。メモに無いことは書き足さず、空欄のままにしてください。(ここにメモを貼る)

2. 来週の工程の連絡文を毎週用意する

使う機能:定期タスク
今のやり方
金曜の夕方に工程表を見ながら、協力会社ごとに来週の予定を連絡しています。変更点の伝え方も人によってまちまちです。
AI を使うと
毎週金曜に、来週の予定と先週からの変更点をまとめ、協力会社ごとの連絡文の下書きを作る作業を AI に任せます。送るのは担当者が確認してからです。
指示文
毎週金曜の 15 時に、来週の工程(課題とカレンダーの予定)を協力会社ごとに分け、先週の連絡から変わった点に印を付けた連絡文の下書きを作ってください。搬入の時間と場所、立会いが必要な作業は必ず入れてください。

3. 安全書類の揃い具合を確認する

使う機能:AIに課題を任せる
今のやり方
新規入場の前に、作業員名簿・資格の一覧・保険の加入状況などを見比べ、足りないものを協力会社に問い合わせています。
AI を使うと
「来週入場する協力会社の書類の不足を洗い出す」課題を AI に任せると、作業計画が出ます。承認すると、受け取った名簿や一覧と自社のチェックリストを照らして、不足と確認事項の一覧を返します。
指示文
来週から入場するサンプル設備工業の作業員名簿(添付)を、社内の安全書類チェックリスト(Wiki)と照らし合わせて、不足している書類や記載漏れを一覧にしてください。協力会社に問い合わせる文面の下書きも付けてください。必要書類の要否は元請・発注者の様式に従うので、判断が分かれるものは「要確認」にしてください。

4. KY(危険予知)の話題を出す

使う機能:AIチャット
今のやり方
朝礼の KY が毎日同じ内容になりがちで、その日の作業に合った危険のポイントを考える時間がありません。
AI を使うと
その日の作業内容と天候を渡すと、危険のポイントと対策の候補を挙げます。朝礼で職長が現場に合わせて選び、言い直して使います。
指示文
明日の作業は「2 階スラブの型枠解体、午後から雨の予報、クレーン作業あり」です。KY の話題として、危険のポイントと対策の候補を 5 つ挙げてください。新人にも伝わる短い言葉でお願いします。

5. 定例会議の宿題を課題にする

使う機能:議事録からタスク化
今のやり方
施主・設計との定例の議事録は作るものの、「次回までに回答」「見積提出」などの宿題を追い切れていません。
AI を使うと
議事録を取り込むと、AI が宿題を課題にして担当と期限の案を出します。確定した課題は次の定例の前に一覧で確認できます。
指示文
この定例会議の議事録から、施主・設計・当社それぞれの宿題を課題にしてください。担当と期限の案を付け、「次回定例まで」と書かれたものは次回定例の日付を期限にしてください。担当が読み取れないものは「要確認」にしてください。

6. 現場ごとの決まりを残して答えてもらう

使う機能:Wiki
今のやり方
搬入できる時間、車両の停め方、近隣への配慮など、現場ごとの決まりを新しく入る人に毎回口頭で説明しています。
AI を使うと
現場ごとの決まりを Wiki に書いておくと、AI が Wiki を読んで答えます。応援で来た社員も自分で確認できます。
指示文
Wiki の「サンプル邸新築工事」のページをもとに、資材の搬入ができる時間と、トラックを停めてよい場所、近隣への配慮で気を付けることを教えてください。

7. 現場のやり取りから宿題を拾う

使う機能:Slack の会話の取り込み
今のやり方
Slack のチャンネルで現場のやり取りが流れていき、「誰か対応した?」が後から出てきます。
AI を使うと
Slack の会話を取り込むと、蓄積した会話を検索でき、対応が必要そうなやり取りを課題として抜き出せます。
指示文
取り込んだ「#サンプル邸-現場」チャンネルの今週の会話から、まだ誰も対応したと書いていない依頼や質問を抜き出して、課題の案にしてください。元の発言の日付と発言者も付けてください。

始め方

  1. 1 まず 1 日分の現場メモを AIチャットに渡し、日報の形にしてもらいます
  2. 2 次の定例会議の議事録を取り込み、宿題が課題になるか試します
  3. 3 応援の人によく聞かれる現場の決まりを、1 現場分だけ Wiki に書きます
  4. 4 安全書類のチェックリストを Wiki に置き、新規入場の前の確認に使います
  5. 5 慣れたら、毎週の工程連絡の下書きを定期タスクに任せます

AI に任せないこと・人が確かめること

  • 安全に関わる判断(作業中止・立入禁止・揚重計画)は職長・現場代理人がします
  • 安全書類の要否や様式は、元請・発注者の指定と法令を、担当部署や専門家に確認します
  • 工程の連絡文は、送る前に日付・時間・場所を担当者が工程表と突き合わせます
  • 施主や近隣の方の個人情報、図面の扱いは、契約と社内規程で決めた範囲にします
  • AI が出した KY の候補は、その日の現場を見た人が選び直してから使います

AIチャット・ワークフロー・定期タスク・Wiki はフリープランから使えます(フリープランは 1 名まで、初期クレジット 500)。ミニアプリとブラウザエージェントはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上です。

よくある質問

建設業の AI 活用の事例はありますか?

このページは事例紹介ではなく、日報・工程の連絡・安全書類・議事録など、現場事務の作業ごとの使い方と指示文をまとめています。自社の様式や呼び方に置き換えて試してください。

現場の写真を読ませて日報にできますか?

写真を読み取る使い方はここでは扱っていません。メモや箇条書きの文章を渡して、日報の形に整える使い方から始めてください。

料金プランはどうなっていますか?

AIチャット・ワークフロー・定期タスク・Wiki はフリープランから使えます。フリープランは 1 名まで、初期クレジット 500(月ごとの配布はなし)です。ミニアプリとブラウザエージェントはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上です。

協力会社にも使ってもらう必要がありますか?

必要ありません。社内で連絡文の下書きや書類の確認に使い、協力会社にはこれまでどおりの方法で連絡できます。