クリニックのAI活用|院内マニュアル・問い合わせの定型文・会議・物品の発注

「クリニック AI 活用 事例」で探している方へ。ここに載せているのは事例ではなく、院内マニュアルや問い合わせ対応、会議、発注など院内事務で明日から試せる作業ごとの使い方と指示文です。診療や保険の判断は扱いません。

クリニックで時間を取られていること

  • 受付・会計・予約の手順が口頭で伝わっていて、新しいスタッフが入るたびに院長や主任が教えている
  • 駐車場・持ち物・予約変更など、同じ問い合わせへの答え方がスタッフごとに違う
  • 昼休みのスタッフミーティングで決めたことが、記録に残らず忘れられる
  • 手袋・ガーゼ・消毒液などの消耗品の発注が担当者の勘頼みで、切らしたり余らせたりする
  • 院長が診療の合間に事務の相談を受け、診療後に残務が溜まる

作業ごとの使い方と指示文

1. 院内マニュアルを作る

使う機能:引き継ぎエージェント
今のやり方
受付・会計・予約の手順はベテランの受付スタッフの頭の中にあり、文書は開院時に作ったまま更新されていません。
AI を使うと
引き継ぎエージェントがベテランのスタッフに順番に質問し、受付から会計までの流れを Wiki の院内マニュアル案にまとめます。手元の Word や Excel の資料も読ませられます。案は院長・主任が確認してから使います。
指示文
受付の院内マニュアルを作りたいです。私に一つずつ質問して、開院前の準備、受付の流れ、初診と再診の違い、会計、閉院後の締めを聞き取り、Wiki のマニュアル案にまとめてください。診療や保険の判断に関わる部分は「院長に確認」と書いて空けておいてください。

2. スタッフの「これどうするんでしたっけ」に答える

使う機能:Wiki
今のやり方
予約の取り直し方や、忘れ物の保管ルールなどを、スタッフ同士で聞き合っています。忙しい時間帯ほど聞けません。
AI を使うと
院内マニュアルを Wiki に置くと、AI が Wiki を読んで答えます。答えの元になったページも分かるので、スタッフが自分で確かめられます。
指示文
Wiki の院内マニュアルをもとに、患者さんが診察券を忘れたときの受付の対応と、忘れ物を預かったときの保管と記録の仕方を教えてください。Wiki に書かれていないことは「記載なし」と答えてください。

3. 問い合わせへの定型文を揃える

使う機能:AIチャット
今のやり方
Web の問い合わせフォームや電話でよくある質問に、スタッフがそれぞれの言い方で答えています。
AI を使うと
よくある問い合わせを渡すと、クリニックの言葉づかいに揃えた定型文の下書きができます。症状や治療の相談には答えず、受診や院長への確認を案内する文面にするよう指示します。
指示文
次のよくある問い合わせについて、受付で使う定型文の下書きを作ってください。「予約の変更・キャンセル」「駐車場」「初診の持ち物」「待ち時間」です。丁寧で短い文にしてください。症状・薬・治療についての質問が来た場合は、医学的な説明はせず「受診時に医師にご相談ください」と案内する文にしてください。

4. スタッフミーティングの宿題を追う

使う機能:議事録からタスク化
今のやり方
ミーティングの内容は誰かのメモに残るだけで、「前に決めたはず」が繰り返されます。
AI を使うと
議事録を取り込むと、AI が決まったことを課題にして、担当と期限の案を出します。主任が確認して確定します。
指示文
このスタッフミーティングの議事録から、決まったことと宿題を分けてください。宿題は課題にして担当と期限の案を付け、読み取れないものは「要確認」にしてください。患者さんの氏名が出てくる場合は課題に入れないでください。

5. 消耗品の発注候補を毎週まとめる

使う機能:定期タスク
今のやり方
担当者が棚を見て「そろそろかな」で発注しています。担当が休むと発注が止まります。
AI を使うと
毎週月曜に、記録している在庫数と過去の使用量から、発注した方がよさそうな品目の一覧を作る作業を AI に任せます。発注するかどうかは担当者が決めます。
指示文
毎週月曜の 9 時に、Wiki の「消耗品の在庫表」と先月の使用量をもとに、2 週間以内に切れそうな品目を一覧にしてください。品目・現在の数・1 週間の使用量の目安・発注先を並べ、発注の判断は担当者がする前提で「候補」としてまとめてください。

6. 在庫を記録する小さなアプリ

使う機能:ミニアプリ(ベーシック以上)
今のやり方
在庫は紙の表やホワイトボードで管理していて、数の記録が抜けがちです。
AI を使うと
日本語で頼むと、品目ごとの在庫の増減をスタッフが入力し、少なくなった品目に印が付く小さなアプリを作れます。
指示文
院内の消耗品の在庫を記録するアプリを作ってください。品目・保管場所・発注先・発注の目安の数を登録でき、スタッフが使った数と届いた数を入力すると、目安を下回った品目が一覧の上に出るようにしてください。

始め方

  1. 1 最初に、AI に入れてはいけない情報(患者さんの氏名・病名・診療内容)を院内で決めて共有します
  2. 2 よくある問い合わせ 3 つで、定型文の下書きを試します
  3. 3 受付の手順から、引き継ぎエージェントで院内マニュアルの案を作ります
  4. 4 次のスタッフミーティングの議事録を取り込み、宿題が課題になるか試します
  5. 5 在庫のアプリはベーシックプラン以上なので、まずは Wiki の在庫表と定期タスクで始めます

AI に任せないこと・人が確かめること

  • 患者さんの氏名・病名・診療内容などの個人情報は入力しません。院内の規程で入れてよい範囲を決めてから使います
  • 診療・診断・処方・保険請求の判断は、医師と医療事務の担当者が行います。AI には任せません
  • 問い合わせの定型文では、症状や治療への医学的な説明をしません。院長が文面を確認してから使います
  • 院外向けのお知らせやホームページの文章は、医療広告に関する決まりを院長や専門家に確認します
  • 感染対策や医療機器の扱いの手順は、院長・担当者が確認してからマニュアルに載せます

AIチャット・ワークフロー・定期タスク・Wiki はフリープランから使えます(フリープランは 1 名まで、初期クレジット 500)。ミニアプリとブラウザエージェントはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上です。

よくある質問

クリニックの AI 活用事例はありますか?

このページは事例紹介ではなく、院内マニュアル・問い合わせの定型文・会議・物品の発注など、院内事務の作業ごとの使い方と指示文をまとめています。院内のやり方に合わせて書き換えて使ってください。

診療や電子カルテに使えますか?

このページでは、診療や電子カルテ・レセプトに関わる使い方は扱っていません。受付・事務・院内の運営まわりの作業に使う前提です。

料金プランはどうなっていますか?

AIチャット・ワークフロー・定期タスク・Wiki はフリープランから使えます。フリープランは 1 名まで、初期クレジット 500(月ごとの配布はなし)です。ミニアプリとブラウザエージェントはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上です。

患者さんからの問い合わせに AI が直接答えますか?

いいえ。ここで紹介しているのは、スタッフが使う定型文の下書きを作る使い方です。患者さんへの返答は、スタッフが内容を確認してから行ってください。