進捗管理アプリを自作する方法|チームの作業の進み具合をAIでアプリにする

作業を 1 件ずつ担当者と期日つきで持ち、進み具合を短い報告で積み上げる。進捗会議で一人ずつ聞かなくても、止まっている作業と抱えすぎの人が見えるようにします。

エクセル管理で起きがちなこと

  • 週に一度の進捗会議で、一人ずつ状況を聞くだけで時間が終わる。
  • 「ほぼ終わっています」が何週も続き、本当の進み具合がわからない。
  • 期日を過ぎた作業が、誰にも気づかれずに一覧の下のほうに残っている。
  • 作業が止まっている理由(返事待ち・判断待ちなど)が共有されず、助けを出すのが遅れる。
  • 誰がいくつ作業を抱えているかが見えず、特定の人に仕事が偏る。

進捗管理アプリに必要な項目

表(データの置き場所)ごとに、最低限そろえたい項目です。エクセルの 1 シートが 1 つの表にあたります。

作業

チームでやる作業 1 件ごとに 1 行。担当者は 1 人に決め、期日を必ず入れます。

項目 種類 メモ
作業名 テキスト 終わった姿がわかる書き方(例 研修資料の改訂版を配る)
取り組み 取り組みへの参照 どの取り組みの作業か
担当者 テキスト 1 人
期日 日付
状態 選択肢 未着手・進行中・止まっている・確認待ち・完了
進み具合 数値 %。最新の進捗の報告から入る
優先度 選択肢 高・中・低

進捗の報告

担当者が作業ごとに短く報告します。書き換えずに足していくので、進み具合の推移が残ります。

項目 種類 メモ
日付 日付
作業 作業への参照
進み具合 数値 %
やったこと テキスト 1〜2 行
止まっている理由 選択肢 なし・返事待ち・判断待ち・手が足りない・その他
ひとこと テキスト 相談したいことなど

取り組み

作業をまとめる単位(施策・イベント・社内の改善など)。取り組みごとの進み具合を出します。

項目 種類 メモ
取り組み名 テキスト
責任者 テキスト
目標の期限 日付
目的 テキスト 何のためにやるか

画面の構成

進捗管理アプリの状態別のボードの画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

状態別のボード

未着手・進行中・止まっている・確認待ち・完了の列に作業を並べます。止まっている列には理由も一緒に出します。

進捗管理アプリの担当者ごとの作業の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

担当者ごとの作業

人ごとに抱えている作業の数と期日を並べます。今週が期日の作業が多い人、期日を過ぎた作業がある人がすぐわかります。

進捗管理アプリの進捗の報告の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

進捗の報告

自分の作業が並び、進み具合とやったこと、止まっている理由を入れるだけの画面。前回の報告も横に出します。

進捗管理アプリの要注意の作業の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

要注意の作業

期日を過ぎた作業、止まっている作業、1 週間報告がない作業を集めた一覧。進捗会議はこの画面だけを見て話します。

AIへの頼み方(そのまま使える指示文)

HARVASK のミニアプリで AI にこの文章を渡すと、上の項目と画面を持ったアプリを作ります。自社にない項目は消し、足りない項目は書き足してから渡してください。

指示文
チームの進捗管理アプリを作ってください。

【データ】
- 作業:作業名、取り組み、担当者、期日、状態(未着手/進行中/止まっている/確認待ち/完了)、進み具合(%)、優先度(高/中/低)
- 進捗の報告:日付、作業、進み具合(%)、やったこと、止まっている理由(なし/返事待ち/判断待ち/手が足りない/その他)、ひとこと
- 取り組み:取り組み名、責任者、目標の期限、目的

【ルール】
- 進捗の報告を登録したら、作業の進み具合をその値に更新し、止まっている理由が「なし」以外なら状態を「止まっている」にしてください。
- 進み具合が 2 回続けて同じ報告になった作業には「足踏み」の印を付けてください。
- 期日を過ぎて完了していない作業、7 日以上報告がない進行中の作業を「要注意」とします。

【画面】
1. 状態別のボード(取り組み・担当者で絞り込み)
2. 担当者ごとの作業(人ごとの件数、今週が期日の件数、期日超過の件数)
3. 進捗の報告(自分の作業の一覧に、前回の報告を並べて入力)
4. 要注意の作業(期日超過・止まっている・報告が途絶えた作業の一覧)

エクセルから移す手順

  1. 1 いまの進捗表から、終わっていない作業だけを抜き出します。担当者が複数書かれている作業は、主に持つ 1 人に決めます。
  2. 2 作業名・担当者・期日・状態の列で CSV にします。状態の言葉が上の 5 つと違えば、どれに当たるかを決めておきます。
  3. 3 上の指示文でアプリを作り、AI に「取り組みとしてこの一覧を登録して」「この CSV を作業として取り込んで、状態はこの対応で変換して」と頼みます。
  4. 4 最初の 1 週間は、各自が自分の作業に進捗の報告を 1 回入れることから始めます。
  5. 5 次の進捗会議から、要注意の作業の画面を映して話すようにし、エクセルの進捗表の更新をやめます。

使いながら頼める改良

アプリは作ったあとも、AI に話しかけて直せます。たとえば次のような頼み方です。

  • 「取り組みごとに、作業の完了数と全体の進み具合を表示して」
  • 「作業に「次に確認する人」の欄を足して、確認待ちの作業を確認する人ごとに並べて」
  • 「1 つの作業の進み具合の推移を、報告の日付ごとに表で見られるようにして」
  • 「先週完了した作業の一覧を、取り組みごとにまとめて表示して」
  • 「作業に見込みの工数(時間)を足して、人ごとに今週の工数の合計を出して」

HARVASK で作る流れ

  1. 1. 頼む

    プロジェクトのミニアプリを開き、上の指示文を AI に渡します。

  2. 2. AI が作る

    AI がデータの表と画面を作り、その場で動くアプリとして表示します。

  3. 3. チームで使う

    プロジェクトのメンバーが同じアプリとデータを使えます。直したい所は AI に頼みます。

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。

よくある質問

日報とは何が違いますか?

日報は人ごと・日ごとに 1 日を振り返るもので、このアプリは作業ごとに進み具合を追うものです。作業の状況を知りたいときは作業から、人の様子を知りたいときは日報から見る、と使い分けます。

工程表やガントチャートも作れますか?

このテンプレートは期日と進み具合で作業を追う形です。作業の順番や開始日・終了日の予定と実績を線で見たい場合は、工程管理のテンプレートのほうが合っています。

進み具合の%は何を基準に入れればいいですか?

人によってぶれやすいので、作業の中を「下書き 30%・確認 60%・修正 90%」のように区切って決めておくのがおすすめです。区切りを選ぶと%が入るように AI に頼むこともできます。

誰が使えますか?

アプリを作ったプロジェクトの管理者とメンバーが、同じアプリとデータを使えます。ゲストは使えません。

どのプランで使えますか?

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。