問い合わせ管理アプリを自作する方法|受付から対応完了までをAIで記録する

問い合わせを受けた人が 1 行登録し、担当者と状態を決め、やり取りを積み上げていく。対応漏れと二重対応を、この形のアプリで防ぎます。

エクセル管理で起きがちなこと

  • 電話を受けた人のメモと、メールの受信箱と、フォームの通知が別々で、問い合わせの総数すら数えられない。
  • 誰が対応しているのか分からず、同じお客様に二人が別々に返事をしてしまう。
  • 「折り返します」と言ったまま返事をしていない問い合わせに、催促が来てから気づく。
  • 担当者が休むと、どこまで話が進んでいたのかを誰も説明できない。
  • よくある質問が何なのか、月に何件来ているのかを振り返る材料が無い。

問い合わせ管理アプリに必要な項目

表(データの置き場所)ごとに、最低限そろえたい項目です。エクセルの 1 シートが 1 つの表にあたります。

問い合わせ

1 件の問い合わせにつき 1 行。受付から完了までの状態と担当者をこの行で持ちます。

項目 種類 メモ
受付番号 テキスト 自動採番。お客様に伝える番号にも使える
受付日時 日時
経路 選択肢 電話・メール・フォーム・来店
お客様名 テキスト 会社名と担当者名
連絡先 テキスト 折り返し先
種別 選択肢 製品の質問・見積もり依頼・不具合・その他
件名 テキスト 一覧で読める短さに
担当者 テキスト 空なら未割り当て
状態 選択肢 未対応・対応中・回答待ち・完了
次の対応期限 日付 折り返しを約束した日

対応の記録

電話した・メールを送った・お客様から返事が来た、を 1 行ずつ足します。経緯はここを読めば追えます。

項目 種類 メモ
問い合わせ 問い合わせへの参照
日時 日時
向き 選択肢 こちらから・お客様から・社内メモ
内容 長いテキスト
記録した人 テキスト

回答のひな形

よくある質問への答え方をためておき、対応のときに参照します。

項目 種類 メモ
種別 選択肢 問い合わせの種別と同じ
見出し テキスト
回答の文面 長いテキスト
最終更新日 日付 古い答えを見直す目安

画面の構成

問い合わせ管理アプリの受付一覧の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

受付一覧

問い合わせを状態ごとに並べた一覧。未割り当てと、対応期限を過ぎたものを上に出します。種別と担当者で絞り込めます。

問い合わせ管理アプリの問い合わせの受付の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

問い合わせの受付

電話を受けながらでも入れられる短いフォーム。経路・お客様名・内容を入れ、その場で担当者を決められます。

問い合わせ管理アプリの対応の経緯の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

対応の経緯

1 件の問い合わせのやり取りを古い順に並べます。担当者が替わっても、ここを読めば続きから対応できます。

問い合わせ管理アプリの月ごとの集計の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

月ごとの集計

月ごと・種別ごとの件数と、完了までにかかった日数の平均。どの質問が多いかを振り返れます。

AIへの頼み方(そのまま使える指示文)

HARVASK のミニアプリで AI にこの文章を渡すと、上の項目と画面を持ったアプリを作ります。自社にない項目は消し、足りない項目は書き足してから渡してください。

指示文
問い合わせ管理アプリを作ってください。

【データ】
- 問い合わせ:受付番号(自動採番)、受付日時、経路(電話/メール/フォーム/来店)、お客様名、連絡先、種別(製品の質問/見積もり依頼/不具合/その他)、件名、担当者、状態(未対応/対応中/回答待ち/完了)、次の対応期限
- 対応の記録:問い合わせ、日時、向き(こちらから/お客様から/社内メモ)、内容、記録した人
- 回答のひな形:種別、見出し、回答の文面、最終更新日

【ルール】
- 担当者が空の問い合わせと、次の対応期限を過ぎた問い合わせは、受付一覧で目立つ色にして上に並べてください。
- 対応の記録を足したら、その問い合わせの状態を「対応中」にしてください(完了のものは除く)。
- 完了にしたときは、受付日時から完了までの日数を残してください。

【画面】
1. 受付一覧(状態・種別・担当者で絞り込み)
2. 問い合わせの受付フォーム
3. 1 件ごとの対応の経緯(対応の記録を足せる。同じ種別の回答のひな形も横に表示)
4. 月ごとの集計(種別ごとの件数、完了までの平均日数)

エクセルから移す手順

  1. 1 エクセルの問い合わせ記録表のうち、まだ完了していない行だけを先に切り出し、受付日・お客様名・件名・担当者・状態の列で CSV にします。
  2. 2 上の指示文でアプリを作り、AI に「この CSV を問い合わせとして取り込んで」と頼みます。
  3. 3 メモ欄に経緯を書いていた場合は「メモ欄を対応の記録の 1 行目として取り込んで」と頼むと、経緯が対応の記録に移ります。
  4. 4 よく使っている返事の文面があれば、回答のひな形に 5〜10 件ほど登録しておきます。
  5. 5 新しい問い合わせは今日からアプリで受け付け、完了済みの過去分は集計に使いたくなったときに取り込みます。

使いながら頼める改良

アプリは作ったあとも、AI に話しかけて直せます。たとえば次のような頼み方です。

  • 「問い合わせに、関係する製品名を選べる欄を足して」
  • 「同じお客様からの過去の問い合わせを、受付フォームの横に出して」
  • 「担当者ごとの未完了の件数を受付一覧の上に出して」
  • 「回答待ちのまま 7 日たった問い合わせを一覧の上に並べて」
  • 「月ごとの集計を CSV で書き出せるようにして」

HARVASK で作る流れ

  1. 1. 頼む

    プロジェクトのミニアプリを開き、上の指示文を AI に渡します。

  2. 2. AI が作る

    AI がデータの表と画面を作り、その場で動くアプリとして表示します。

  3. 3. チームで使う

    プロジェクトのメンバーが同じアプリとデータを使えます。直したい所は AI に頼みます。

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。

よくある質問

プログラミングの知識がなくても作れますか?

作れます。日本語で AI に頼むだけで、データの表と画面を AI が作ります。状態や種別を増やしたいときも話しかけて直せます。

お客様がフォームに書いた内容は自動で入りますか?

自動では入りません。届いた内容を受付フォームに貼り付けて登録します。まとめて移したいときは CSV にして AI に取り込みを頼めます。

エクセルの共有シートで管理するのと何が違いますか?

同時に入力しても上書きが起きず、1 件ごとのやり取りが時系列で残ります。担当者が替わっても経緯を読み直せます。

誰が使えますか?

アプリを作ったプロジェクトの管理者とメンバーが、同じアプリとデータを使えます。ゲストは使えません。

どのプランで使えますか?

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。