整骨院の患者管理アプリを自作する方法|来院記録・施術内容・回数券をAIでアプリにする

来院のたびに、どの部位にどんな施術をしたか、使った回数券を 1 行ずつ残します。受付で回数券の残りを数え直す手間をなくし、来院のペースが空いた患者さんにも気づける形にします。

エクセル管理で起きがちなこと

  • 回数券の残りを紙の券や台帳で数えていて、受付で「あと何回ですか」と聞かれてもすぐに答えられない。
  • 前回どの部位に何をしたか(手技・電気・テーピングなど)が、担当した先生のメモにしか残っていない。
  • 痛みの程度が初回からどう変わったかを追えず、通院の経過を患者さんに説明しにくい。
  • 週 2 回のペースで通っていた患者さんが来なくなっても、気づくのが遅れる。
  • 自費メニューの来院と回数券の消化が台帳の中で混ざり、月の自費の件数を数えるのに手間がかかる。

整骨院の患者管理アプリに必要な項目

表(データの置き場所)ごとに、最低限そろえたい項目です。エクセルの 1 シートが 1 つの表にあたります。

患者

1 人 1 行。来院のペースの目安もここに持ちます。

項目 種類 メモ
診察券番号 テキスト 重複不可
氏名 テキスト
ふりがな テキスト
生年月日 日付
電話番号 テキスト
初回来院日 日付
主な部位・きっかけ テキスト 「腰。草むしりの後から」など、患者さんの言葉で
来院の目安 数値 何日おきに来るか。先生と決めたペース
注意点 長いテキスト 院内で共有したいこと

来院記録

来院のたびに 1 行足します。

項目 種類 メモ
来院日 日付
患者 患者への参照
担当 テキスト
区分 選択肢 保険・自費・保険と自費
部位 選択肢(複数) 首・肩・腰・膝・足首 など
施術内容 選択肢(複数) 手技・電気・温熱・テーピング・ストレッチ など院のメニュー
痛みの程度 数値 0〜10。患者さんの自己申告
経過メモ 長いテキスト
使った回数券 回数券への参照 回数券で受けた自費メニューのとき

回数券

販売した回数券 1 冊ごとに 1 行。残りは来院記録から自動で出します。

項目 種類 メモ
患者 患者への参照
券の種類 選択肢 院の自費メニュー名と回数
購入日 日付
回数 数値 例: 10 回
金額 数値
有効期限 日付 院で決めている場合だけ
残り回数 数値(自動) 回数 − この券を使った来院記録の数

画面の構成

整骨院の患者管理アプリの今日の来院の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

今日の来院

受付で使う画面です。今日来た患者さんを順に並べ、前回の部位と施術、回数券の残り回数を一緒に出します。

整骨院の患者管理アプリの患者の詳細と経過の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

患者の詳細と経過

患者さんの基本情報と、来院記録を新しい順に並べます。痛みの程度を来院日ごとに並べ、初回からの変化を追えます。

整骨院の患者管理アプリの来院記録の登録の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

来院記録の登録

患者さんを選ぶと前回の部位と施術内容が下書きで入ります。回数券を使う場合は券を選ぶと残り回数が 1 減ります。

整骨院の患者管理アプリの来院が空いた患者の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

来院が空いた患者

最後の来院日から、来院の目安の 2 倍以上の日数が空いた患者さんを、空いた日数の長い順に出します。

AIへの頼み方(そのまま使える指示文)

HARVASK のミニアプリで AI にこの文章を渡すと、上の項目と画面を持ったアプリを作ります。自社にない項目は消し、足りない項目は書き足してから渡してください。

指示文
整骨院の患者管理アプリを作ってください。

【データ】
- 患者:診察券番号(重複不可)、氏名、ふりがな、生年月日、電話番号、初回来院日、主な部位・きっかけ、来院の目安(日数)、注意点
- 来院記録:来院日、患者、担当、区分(保険/自費/保険と自費)、部位(複数)、施術内容(複数)、痛みの程度(0〜10)、経過メモ、使った回数券
- 回数券:患者、券の種類、購入日、回数、金額、有効期限、残り回数(自動)

【ルール】
- 回数券の残り回数は「回数 − その券を使った来院記録の数」で出してください。残りが 0 の券や有効期限を過ぎた券は選べないようにします。
- 来院記録を新しく作るとき、その患者さんの前回の部位と施術内容を下書きとして入れてください。
- 最後の来院日から来院の目安の 2 倍以上空いた患者さんを「来院が空いた患者」に出してください。
- 保険の請求に関わる計算や書類はこのアプリでは扱いません。

【画面】
1. 今日の来院(今日の来院記録、前回の部位と施術、回数券の残り)
2. 患者の詳細と経過(来院記録を新しい順に、痛みの程度の推移)
3. 来院記録の登録フォーム
4. 来院が空いた患者(空いた日数の長い順)

エクセルから移す手順

  1. 1 受付の台帳やエクセルから、診察券番号・氏名・ふりがな・生年月日・電話番号・初回来院日の表を作り、CSV で保存します。まずは直近 3 か月に来院した患者さんだけで十分です。
  2. 2 使いかけの回数券を、診察券番号・券の種類・購入日・回数・使った回数の CSV にします。
  3. 3 上の指示文でアプリを作り、「患者の CSV を取り込んで」と頼みます。回数券は「使った回数の分だけ、今日の日付で回数券を使った来院記録を作って取り込んで」と頼むと、残り回数が今と合います。
  4. 4 院内で使う部位と施術内容の選択肢を、今のメニューに合わせて AI に直してもらいます。
  5. 5 1 週間ほど受付で台帳とアプリの両方に書き、回数券の残りが合っているのを確かめてから台帳をやめます。

使いながら頼める改良

アプリは作ったあとも、AI に話しかけて直せます。たとえば次のような頼み方です。

  • 「回数券の残りが 2 回以下の患者さんを一覧にして」
  • 「有効期限が 30 日以内の回数券を一覧にして」
  • 「先生ごとの月の施術件数と、自費の件数を集計して」
  • 「部位ごとの新しい患者さんの数を月別に出して」
  • 「初回から 3 回目までに来なくなった患者さんを一覧にして」

HARVASK で作る流れ

  1. 1. 頼む

    プロジェクトのミニアプリを開き、上の指示文を AI に渡します。

  2. 2. AI が作る

    AI がデータの表と画面を作り、その場で動くアプリとして表示します。

  3. 3. チームで使う

    プロジェクトのメンバーが同じアプリとデータを使えます。直したい所は AI に頼みます。

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。

よくある質問

保険の請求にも使えますか?

このアプリでは扱いません。保険の請求は今お使いの仕組みのままにして、こちらは来院と施術の記録、回数券の管理に使う形を想定しています。

回数券の残りはどうやって数えますか?

来院記録で使った回数券を選ぶと、その券の残り回数が自動で 1 減ります。間違えたときは来院記録の回数券を外せば、残りが戻ります。

患者さんの情報は誰が見られますか?

アプリを作ったプロジェクトの管理者とメンバーだけです。ゲストは使えません。メンバーは院のスタッフに絞り、患者さんの情報の扱い方は院のルールに沿って決めてください。

今の台帳からデータを移せますか?

移せます。患者さんの一覧と使いかけの回数券を CSV にして取り込みを頼みます。手順は「エクセルから移す手順」にまとめています。

どのプランで使えますか?

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。