不動産会社の顧客管理アプリを自作する方法|希望条件・紹介物件・内見と追客をAIでアプリにする

反響のあったお客様ごとに、希望条件・紹介した物件・内見の感想を分けて残します。どの物件をもう紹介したか、次にいつ連絡するかが担当者以外にもわかり、追客が途中で止まらない形にします。

エクセル管理で起きがちなこと

  • 物件サイト・自社サイト・電話・来店から入った反響が、担当者ごとのエクセルや手帳に分かれている。
  • 同じお客様に同じ物件を二度紹介してしまい、「前にも聞きました」と言われる。
  • エリアや予算、間取りの希望が途中で変わっても、古い条件のまま物件を探している。
  • 内見の感想(「日当たりはいいが駅から遠い」など)が残らず、次の提案に活かせない。
  • 反響から 1〜2 週間で連絡が途切れ、まだ探しているお客様が埋もれていく。

不動産会社の顧客管理アプリに必要な項目

表(データの置き場所)ごとに、最低限そろえたい項目です。エクセルの 1 シートが 1 つの表にあたります。

お客様

反響 1 件につき 1 行。状態で追客の段階を表します。

項目 種類 メモ
氏名 テキスト
電話番号・メール テキスト
反響の経路 選択肢 物件サイト・自社サイト・電話・来店・紹介
反響日 日付
種別 選択肢 賃貸・売買
状態 選択肢 反響・追客中・内見済み・申込・成約・休止
担当者 テキスト
入居・購入の時期 テキスト 「3 月中」「急がない」など

希望条件

条件が変わったら上書きせず新しい行を足します。最新の行を今の条件として扱います。

項目 種類 メモ
お客様 お客様への参照
記録日 日付
エリア・沿線 テキスト 「〇〇線 3 駅」「〇〇小学校区」など
予算の上限 数値 賃貸は月額(管理費込み)、売買は価格
間取り 選択肢(複数) 1K・1LDK・2LDK・3LDK など
駅徒歩 数値 分以内
こだわり テキスト ペット可・駐車場・2 階以上・南向き など

紹介と内見

物件を紹介したとき・内見したときに 1 行足します。

項目 種類 メモ
日付 日付
お客様 お客様への参照
物件名・部屋番号 テキスト 物件そのものはこのアプリでは持たない
区分 選択肢 紹介・内見
反応 選択肢 興味あり・保留・見送り
感想・見送りの理由 長いテキスト

追客の記録

連絡のたびに 1 行足し、次に連絡する日を決めます。

項目 種類 メモ
日付 日付
お客様 お客様への参照
手段 選択肢 電話・メール・来店
内容 長いテキスト
次の連絡予定日 日付
記録した人 テキスト

画面の構成

不動産会社の顧客管理アプリの反響・追客の一覧の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

反響・追客の一覧

お客様ごとに種別・状態・担当者・最後の連絡日・次の予定を並べます。反響の経路と状態で絞り込めます。

不動産会社の顧客管理アプリのお客様の詳細の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

お客様の詳細

最新の希望条件を上に、紹介・内見の履歴と反応をその下に並べます。条件の変わった日も追えます。

不動産会社の顧客管理アプリの紹介・内見の登録の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

紹介・内見の登録

物件名と区分、反応、感想を入れるフォームです。同じお客様に同じ物件名の記録があれば、登録前に知らせます。

不動産会社の顧客管理アプリの今日の追客の画面イメージ
画面イメージ(サンプル)

今日の追客

次の連絡予定日が今日までのお客様に加え、反響から 2 日たっても最初の連絡がないお客様と、内見後に返事待ちのお客様を出します。

AIへの頼み方(そのまま使える指示文)

HARVASK のミニアプリで AI にこの文章を渡すと、上の項目と画面を持ったアプリを作ります。自社にない項目は消し、足りない項目は書き足してから渡してください。

指示文
不動産仲介の顧客管理(反響・追客)アプリを作ってください。

【データ】
- お客様:氏名、電話番号・メール、反響の経路(物件サイト/自社サイト/電話/来店/紹介)、反響日、種別(賃貸/売買)、状態(反響/追客中/内見済み/申込/成約/休止)、担当者、入居・購入の時期
- 希望条件:お客様、記録日、エリア・沿線、予算の上限、間取り(複数)、駅徒歩、こだわり
- 紹介と内見:日付、お客様、物件名・部屋番号、区分(紹介/内見)、反応(興味あり/保留/見送り)、感想・見送りの理由
- 追客の記録:日付、お客様、手段(電話/メール/来店)、内容、次の連絡予定日、記録した人

【ルール】
- 希望条件は上書きせず、最新の記録日の行を今の条件として表示してください。
- 紹介と内見を登録するとき、同じお客様に同じ物件名の記録がすでにあれば知らせてください。
- 予算の上限は、種別が賃貸なら「月額」、売買なら「価格」として表示してください。
- 反響日から 2 日たっても追客の記録が 1 件もないお客様は目立つ色にしてください。

【画面】
1. 反響・追客の一覧(状態・担当者・最後の連絡日・次の予定。経路と状態で絞り込み)
2. お客様の詳細(最新の希望条件と、紹介・内見の履歴)
3. 紹介・内見の登録フォーム
4. 今日の追客(次の連絡予定日が今日まで、初回未連絡、内見後の返事待ち)

エクセルから移す手順

  1. 1 反響管理表を、氏名・連絡先・反響の経路・反響日・種別・状態・担当者の列に揃えます。成約済みや 1 年以上動きのないお客様は「成約」「休止」にしておきます。
  2. 2 希望条件の列(エリア・予算・間取りなど)は、お客様名を残したまま別のシートに分け、それぞれ CSV で保存します。
  3. 3 上の指示文でアプリを作り、「お客様の CSV を取り込んで」「希望条件の CSV を、氏名と電話番号でお客様とひもづけて取り込んで」と頼みます。
  4. 4 メモ欄にある紹介済みの物件名は、日付がわかるものだけ「紹介と内見」に取り込むよう頼みます。
  5. 5 新しい反響は今日からアプリにだけ入れることにし、朝の打ち合わせで「今日の追客」を見る習慣を作ります。

使いながら頼める改良

アプリは作ったあとも、AI に話しかけて直せます。たとえば次のような頼み方です。

  • 「反響の経路ごとに、内見・申込・成約まで進んだ数を月ごとに集計して」
  • 「エリアと予算の上限でお客様を絞り込めるようにして(新しい物件が出たときに紹介する相手を探す用)」
  • 「見送りの理由を集計して、多い順に一覧にして」
  • 「担当者ごとに追客中の件数と、最後の連絡から 14 日以上たったお客様を出して」
  • 「賃貸で成約したお客様の契約の更新時期を記録して、近い順に一覧にして」

HARVASK で作る流れ

  1. 1. 頼む

    プロジェクトのミニアプリを開き、上の指示文を AI に渡します。

  2. 2. AI が作る

    AI がデータの表と画面を作り、その場で動くアプリとして表示します。

  3. 3. チームで使う

    プロジェクトのメンバーが同じアプリとデータを使えます。直したい所は AI に頼みます。

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。

よくある質問

物件の情報も管理できますか?

このアプリはお客様側の記録が中心で、物件は名前と部屋番号を書くだけです。物件の表が必要になったら、AI に頼んで足し、紹介と内見をその表とひもづけられます。

賃貸と売買のお客様を一緒に管理できますか?

できます。お客様ごとに種別を選び、一覧も種別で絞り込めます。予算の上限は、賃貸なら月額、売買なら価格として表示します。

今の反響管理表は移せますか?

移せます。お客様と希望条件を分けて CSV にし、取り込みを頼みます。手順は「エクセルから移す手順」にまとめています。

お客様の情報は誰が見られますか?

アプリを作ったプロジェクトの管理者とメンバーだけです。ゲストは使えません。お客様の個人情報を扱うので、メンバーは必要な社員に絞ってください。

どのプランで使えますか?

ミニアプリはベーシックプラン(月額 20,000 円・税込)以上で使えます。フリープランとスタータープランでは使えません。