株式会社WOWNは2026年7月7日、AI業務OS「HARVASK(ハーバスク)」において、コーディングエージェント向けのコマンドラインクライアント「harvask CLI」をnpmで公開しました。
本CLIにより、Claude Codeなどのコーディングエージェントが、課題・Wiki・プロジェクト・ノート・マイルストーン・カレンダー・ファイル・ストレージ・チャット・ワークフローといったHARVASKテナントの操作を、Webブラウザを介さずターミナルから直接実行できるようになります。
背景:AIエージェントに「人間と同じ持ち場」を渡したい
生成AIやコーディングエージェントの活用が広がる一方、AIエージェントが直接読み書きできるのはコードリポジトリが中心で、課題管理やWikiといった「業務の文脈」はWeb UIの向こう側に残されているケースが多くありました。HARVASKは「AIをチームの一員として迎え入れる」ことをコンセプトに開発しており、今回のCLI公開により、コーディングエージェントがコードだけでなく課題やWikiも自ら参照・更新できるようになります。
harvask CLIの特徴
harvask CLIは、コーディングエージェントがそのまま人間のユーザーとしてHARVASKを読み書きできるよう設計されています。discover(発見)→ fetch(取得)→ act(実行)というワークフローを想定したコマンド構成で、次のような特徴を備えています。
1. JSONファーストな出力と構造化エラー
標準出力はデフォルトで整形済みJSON。--data でペイロードのみ、--raw で無加工の出力も選択可能です。失敗時は Error / Why / Hint の3行構造でstderrに出力し、終了コードも1=4xx、2=5xx、3=認証エラーと明確に区別。AIエージェントが結果を読み取り、次の操作を自律的に判断できるよう設計しています。
2. discover → fetch → act のワークフロー
project list や issue search で対象を発見し、issue show --comments で詳細を取得、issue create/update/status などで実行します。プロジェクト・課題・Wiki(プロジェクト/テナント全体)・ノート・マイルストーン・カレンダー・チャット・ファイル・ストレージ・ワークフロー・ユーザーなど、テナントの主要リソースを一通りカバーしています。
3. エージェント向けスキルを同梱
コーディングエージェント向けスキル(SKILL.md)をパッケージに同梱。harvask skill install の1コマンドで、Claude CodeなどのエージェントにこのCLIの使い方を認識させられます。
4. 安全なログインとCI対応
ログインはPKCEで保護されたブラウザ経由で行い、CLIへのパスワード入力は不要。リモート・ヘッドレス環境では --no-browser オプションに対応。トークンはテナントごとにOSの設定ディレクトリへ保存し、CI等では環境変数による設定の上書きも可能です。
上記はあくまで主要な特徴の一例であり、harvask api <method> <path> を使えば、CLIが未対応の操作も /v1/* の任意のエンドポイントを直接呼び出せます。
想定ユーザー
- Claude CodeなどのコーディングエージェントとHARVASKを組み合わせて使いたい開発チーム
- 課題起票・Wiki更新・進捗管理をAIエージェントに任せたい開発者・プロジェクトマネージャー
- CI/CDやスケジュールタスクなど、ヘッドレス環境からHARVASKを自動操作したい組織
- Web UIを介さず、シェルスクリプトで一括操作・データ移行を行いたいテナント管理者
利用方法
npm install -g harvask-cli でグローバルインストール(インストールせず npx harvask-cli での実行も可能)。Node.js 18以上が必要です。harvask login --tenant <ドメイン> でログイン後、すぐに利用を開始できます。